現象
- ルーターをOpenWRTに変更後、IoTデバイスのSwitchBotタップが、SwitchBotアプリから見えなくなってしまう現象が発生。
- タップの再設定を行ったり、無線APを再起動してみたりしたが解消せず。
原因
- OpenWRTのシステムログを見たところ、SwitchBotタップとの間で[DHCPDISCOVER][DHCPOFFER]のやり取りが繰り返されていた。
- 結果、タップがIPアドレスなどを取得できていなかった。
考察
- RTX1200やIX2215のDHCPサーバーからは問題なくIPv4情報は取得できていた
- SwitchBotデバイスでもHUBミニやスマート電球、タップでもタップミニは取得できており、問題が出るのはタップだけ
- OpenWRT(Dnsmasq)に切り替えてから自宅内でIPv4情報が取得できなかったデバイスはタップのみ
- タップのソフトウェア実装の問題?
- タップに限らず、デバイスがIPv4アドレスを取得しなくなってしまったという事例は発生している
- 今回はタップ側が原因である比率が高めではあるが、個々のデバイスでの問題は発生しているようなので、相性として捉える
処置
- 当初はちょうどAmazonプライムセール中でタップミニがお安かったのと、「タップはサイズも大きいし、設定時にタップ側の設定用SSIDに接続しないといけない手間もあるしな」と2個入りのパッケージを買い、IPv4アドレス取得もできたのでこれで解決!としていた。
- が、ごく稀にIPv4アドレスが取得できる時もあり「念のためWeb検索しておくか・・・・」と[DHCPDISCOVER][DHCPOFFER]の単語で検索。
- 結果、DHCPの相性的な問題の可能性も出てきたので、LAN側のIPv4プライベートアドレス配布をDnsmasqで行うのやめ、Windows上で動作するOpen DHCP Serverへ変更。
- 変更したところ、IPv4アドレスが取得できるようになり利用可能となった。
その他
※余ってしまったタップは別の機器で利用←結果買い増ししただけw
参考サイト
- kindle で DHCP でのアドレス取得に失敗する件 - SEILブログ
- nuroひかりにしてから、switchbot hub miniの接続が切れるようになった話 | 北海道のコスモ建設で建売を買う
- DHCP Discover/Offer Loop - Installing and Using OpenWrt - OpenWrt Forum(DHCP ディスカバー/オファー ループ) * Certain devices ignore DHCPOFFER - Installing and Using OpenWrt - OpenWrt Forum(特定のデバイスは DHCPOFFER を無視します)