デスクトップウィンドウマネージャーのメモリ大量消費

24/365稼働であるPentiumGold G6400マシンでメモリが消費されているという監視通知があり(記事化していないが、PAESSLER社 PRTG Network Monitorの無償版でサーバー、ルーター、スイッチ、無線APを監視している)、確認した結果のレポート。

■現象
物理メモリが80%まで消費されていた
デスクトップウィンドウマネージャー(dwm.exe)が約3.5GBメモリを消費(正常時は約10~100MBほど)
再起動すると解消するが再発する

■原因
Intel CPU内蔵ビデオドライバーの不具合。詳しくは以下を参照。
Intel – dwm.exe (デスクトップ・ウィンドウ・マネージャー) が 27.20.100.8587 より新しいドライバーでメモリーの午午を生成

■解消手順
サポートサイトからバグ解消バージョンのドライバーインストーラーをダウンロードし、アップデートインストールを行う。なお、PentiumGold G6400内蔵のUHD Graphics 610では、バージョン30.0.101.1660のインストーラーでインストールを行っても、デバイスマネージャー上のドライババージョンは27.20.100.9415となり、メジャーバージョンは27のままであったが(ドライバ日付は2021/03/22)、アップデート後はdwm.exeの消費メモリ画像化していく現象は解消した。

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Windows 11とTPM2.0

Windows 11が発表になり、一躍トレンドに躍り出た(?)TPM 2.0とセキュアブートですが、セキュアブートはそれなりにオンになっているPCが多いと思うのですが、TPMは落とし穴だったのではないでしょうか。

というわけで、自宅にあるPCを確認した所、以下のような結果になりました。

  • AMD Ryzen 7 3700X / ASUS TUF GAMING X570-PLUS Wi-Fi=fTPM(TPM 2.0)=対応
  • Intel Core-i7 7820X / ASUS PRIME X299-X=PTT(TPM 2.0)=対応
  • Intel PentiumGold G6400 / ASRock B460M Pro4=PTT(TPM 2.0) =UEFIまでは確認していないが多分対応
  • ThinkPad Z61p=CPU非対応
  • レッツノート CF-SX2=TPMとCPU非対応
  • NEC Mate MC-1=CPU非対応(TPMは2.0)
  • hp ProDesk 400 G1 DM=TPMとCPU非対応
  • hp ProDesk 450 G2.5 SFF=TPMとCPU非対応

結果、半数以上のPCでインストール不可となりました。Z61pはCore2Duoなのでそもそも・・・ですが、結構多いですねw。

自作系PCだと、最近のCPUやマザーボードであれば、ハードウェアのTPMが搭載されていなくてもCPUでサポートできるとの事で、実際にX570-PLUSとX299-XはUEFIにて切替を行い条件をクリアできました。

メーカー製PCだと、ビジネス系PCではハードウェアのTPMチップを搭載しているものがほとんどだと思いますが、Windows 11でのTPM要求バージョンは2.0なので、バージョン1.xだった場合は非対応になります。中にはTPM 2.0だけどCPUで引っかかってしまったNECのMate MC-1という例もありますが。

サポートCPU一覧:Windows Processor Requirements | Microsoft Docs

ノートPCはあまり使用機会は無いのですが(使用機会の低下はスマホの存在が大きいです)、やはり1台はないと不便なので第8世代以降のプロセッサ搭載機を中古で買おうかと思います(新品じゃないのかよ!)

Microsoft Power Automate DesktopでTwitterミュートを自動操作

■2021年8月15日追記
気がついたらPower Automate DesktopでのMicrosoftアカウントログインができなくなっていて、アプリのアンインストールや、アンインストール後に残っているファイルの削除を行ってもエラーが解消できずという状況になってしまったため、UWSCのみでMicrosoft Edgeを操作するように変更した。

MicrosoftアカウントのIDを入力→エンターを押下したタイミングでエラーとなるので、PAD自体は悪くないような気もするが・・・・またそのうち気が向いたら弄るかも。


Twitterのミュート操作を、先日無償提供が発表された「Power Automate Desktop」で自動操作してみた。本来であればミュート操作のできるコマンドラインTwitterクライアントがあれば良いが、そんなニッチなクライアントはないので既存の物を組み合わせた次第。

■概要
・Twitterのミュート操作を、公式Web UIを使用してPower Automate DesktopとMicrosoft Edgeで自動操作する。

・作成した操作を特定の曜日/時間帯だけ実行するよう、UWSCというWindows自動操作ツールでフロー実行ボタンクリックをタイマー実行する。

■ソフトウェア分担
Power Automate Desktop:Twitter Web UIの操作
Microsoft Edge:Twitter Web UIへのアクセス
UWSC:Power Automate Desktopには、タスクスケジューラとの連携やタイマー機能は実装されていないので、UWSCを使用してフロー一覧画面を操作する。

※PowerAutomateDesktopのインストールや、MS Edgeへの機能拡張のインストールなどは解説しているWebページがあるので、そちらを参照。

※自分が遭遇した現象としては、登録したオートメーションがエラー無く実行できるのに、フロー一覧から実行したときにエラーが出る場合は、一度PowerAutomateDesktopを終了⇒再起動で解消という事があった。

■実行PCについて
・Power Automate DesktopとUWSCを実行するPCは、24時間起動しているWindowsPC(自分の環境ではファイルサーバー&録画PC)を使用

・UWSCはユーザーログオン状態でないと実行できないので、常にユーザーログオン状態で稼働させている上記PCを使用

■フロー内容

最初にミュートしたいユーザーのプロフページへ飛ぶ⇒ミュート操作をする⇒次のユーザーのプロフページへ移動⇒ミュート操作をする⇒次のユーザーのプロフページへ移動⇒ミュート操作をする⇒Edgeウィンドウを閉じる

■Power Automate Desktop作業時のメモ
・MS EdgeはあらかじめTwitterにログインしておく(ログインしておかないとミュート操作ができない)
・MS Edge内のTwitter UI操作はWebレコーダーで記録(機能拡張を入れているのもあってか正確に記録可能)
Windows起動時に自動起動するように設定(※デフォルト設定)←後日変更

■UWSCについて
Power Automate Desktopにはスケジュール実行機能が搭載されていないため、スケジュール機能が搭載されているUWSCを併用する。

・UWSCを起動し、操作記録でデスクトップにある[PowerAutomateDesktop]をダブルクリック⇒タスク一覧からフローを実行する[▶]アイコンをクリック⇒フロー実行が終わったら、フロー一覧ウィンドウを閉じるを記録する。

・UWSCを常駐させて、スケジュール機能でミュートしたい時間帯の前と後に実行する(ミュート操作はトグル動作なので、記録したフローを実行すればON/OFFの動作となる)

・ログオンユーザーのスタートアップフォルダに、UWSC.exeのショートカットを入れておく


■スケジュール設定画面

■総評
・Power Automate Desktopの動作が少し怪しい所があるが(初回のMSアカウントログインウィンドウ表示が白抜けする、登録済フローの編集ウィンドウが開かない時がある)、問題無く使用可能。

・マウス操作のみで作成でき、スクリプトを書いたりする必要は全く無い。この点については大変良い。

・Webページ操作は、Twitterぐらいの作り込みのサイトであっても、ページ内エレメントがしっかり別れていれば問題なく操作可能。

・まだ稼働し始めたばかりなので、最低でも来週の結果を見届けたい⇒設定通り稼働したことを確認。タイムラインが安静であった(3/21追記)

■Power Automate Desktopのエラー対策(4/11追記)
Power Automate Desktop(以下PAD)で登録フロー実行時にエラーが出てしまう現象が発生していた。PADを終了⇒再度起動し実行したところエラーは出なかったが、一週間連続起動状態だったのでエラーが発生した?可能性もあるので、PADをWindows起動時に自動起動する&ウィンドウを閉じてもアプリケーションを実行し続ける設定を無効(ウィンドウを閉じる=PAD終了)とし、UWSCにてPADのウィンドウを閉じる操作を追加した。

PAD_Setting
■Power Automate Desktop 設定変更

UWSC_Setting
■UWSCにPADウィンドウを閉じる操作を追加

その他、UWSCでの操作記録を低レベル記録で行っている関係で、記録終了ボタンを押すまでのマウス移動&マウスボタンクリックまで記録されていた事に気がついたので、UWSファイルをテキストエディタで開き不要な操作記録を削除した。

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hp Z600 Workstation

IBM ThinkStation ZPro以来、久しぶりにワークステーションを購入(実際に購入したのは2020年11月21日)。

■購入価格
5478円(税込)

■購入時スペック
CPU:Xeon E5504(1CPU)
メモリ:PC3-10600 ECC 2GBx2(4GB)
ストレージ:なし
光学ドライブ:hp純正品
ビデオカード:DMS59コネクタなNVS型番のQuadro 2枚
RAIDカード:LSILogic SAS RAID

■強化後スペック
強化案は、海外の「Green PC Gamers」にまとめられていたので、こちらを参照しながら以下の構成に。

CPU:Xeon X5675(2CPU)
追加CPUクーラー:hp純正品
メモリ:PC3-12800 ECC 8GBx6(48GB)
ストレージ:SAMSUNG 970 EVO Plus(NVMe 250GB)
光学ドライブ:SONY Optiarc AD-7200S
ビデオカード:AMD RX570(Powercolor)⇒Quadro K2000(NVIDIA)
OS:Windows10 Pro(x64)

  • E5504はXeonの中でもバリューなXeonで遅すぎるので、交換できる範囲&価格を考慮してX5675を2個購入。2個載せは最大メモリを上げる目的もある。

  • CPU交換&増設後、TurboBoost(お好みによってEnhanced TurboBoostも)、Hyper-Threading、Multi-ProcessorがEnableになっている事を確認。特にHyper-Threadingはhp出荷時は無効となっているので、手動での有効化は必須。


    Hyper-Threading


    Multi-Processor


    TurboBoost関連

  • 追加CPUクーラーはスペースの関係上純正品でないと取付不可の雰囲気があったため、ヤフオクで純正品中古を購入。

  • メモリはPC3-10600EからPC3-12800Eへ変更。1枚8GBのモジュールが安く入手でき、入手性も上げる事ができる。

  • Z600はNVMeデバイスから直接起動はできないが、あるソフトウェア経由でUSBブートする事によりNVMeから起動することが可能(Windowsのインストールなども含めて別エントリーに記載)。

  • NVMe SSDはPCIeアダプター(SilverStone ECM21-E)を介して、下段x16スロットへ挿入。アクセスLEDのピンヘッダーもあるので、マザーボード上のアクセスLED信号入力ヘッダーに接続すれば、フロントパネルのアクセスLEDを光らせることが可能。

  • RX570は2スロット占有のため、冷却ファンが半分ぐらい隠れてしまうが3D用途では使用しないので今回は無視する。

  • NVMe SSDにはTHERMAL RIGHTのM.2 2280 SSDを取付。

  • ビデオカードは補助電源不要のカードとしたかったが、新たに買うのもアレだったので手持ちの物を利用⇒後日Quadro K2000に変更。

  • ビデオカード(RX570)の冷却ファンは停止する事もできるが、NVMe SSDの冷却を考えてRadeon Softwareアプリ⇒パフォーマンス⇒チューニング⇒ファンチューニングにて最低回転数を500rpmに設定し常時動作とした。

  • 光学ドライブは、hp純正品のドライブトレーが開かない状態になっていたので適当なドライブと交換。

  • LSILogicのSAS RAIDカードは取外し。

■Quadro K2000への交換
後日Quadro K2000を約1500円で入手できたので、用途的に過剰スペックなRX570から入替を行った。

2013年3月に登場したQuadro K2000はDisplayPort 1.2をサポートしており、4k/60Hz出力も可能と今回の用途ではK2000で十分であり、NVMe SSDと1スロット分の空間確保も出来る。

■CINEBENCH
E5504(1CPU):1172、X5675(1CPU):3952、X5675(2CPU):7827
順当な結果である(E5504は遅すぎw)

■NVMe SSDベンチ
X5675(2CPU)で計測。CrystalDiskMarkの[設定]は、デフォルトとNVMe SSDそれぞれで計測。Zx00シリーズはPCI Express 2.0なのでお察し速度w。でも、SATAより倍以上の速度は出ているのでヨシ。


X5675(2CPU) / デフォルト設定


X5675(2CPU) / NVMe SSD設定

■メモ

  • 前期モデル発売時のレビュー:元麻布春男のWatchTower – HPの力作ワークステーション「HP Z600」をチェックした – ITmedia PC USER
  • 後期モデル発売時のレビュー:ASCII.jp:デュアルXeon 5600番台の快感──HP Z600の実力検証

  • チップセットはIntel 5520(X58と同世代)

  • BIOSがやたら古かったのでアップデート。HP Webサイトからダウンロード⇒Windows上から実行で問題ない。

  • BIOSダウンロード時は、OS選択をWindows7(64bit)としないとダウンロードメニューにアップデーターが出てこない。

  • Z600(Z800/Z400)にはマイナーチェンジモデルが存在しており、海外ではマイナー前の前期モデルをV1、マイナー後の後期モデルをV2と呼んでいる。

  • 前期モデルはUEFI機ではなくBIOS機でCMSやセキュアブートについての設定項目がない。後期モデルはUEFI機となっており、起動デバイスメニューではUEFI起動とLegacy(BIOS)起動を選ぶことが可能となっている。
  • ↑の関係で、オンボードのSATA端子にストレージデバイスを接続⇒インストールを行ったWindowsは、レガシーモード動作表示になる(システム情報に出ている)

  • 前期モデルはUSB起動時、明示的にどのブータブルなUSBデバイスから起動するという指定ができない。USB端子に複数のブート可能デバイスが接続されていると、どれから起動するかわからないので、OSインストール時などはタイミングを見て取外しなどが必要。

  • MediaCreationToolで作成したWindowsインストールのUSBメモリからブートは可能。

  • BIOSメニュー内の[LSI RAID ROM]がオンの状態で、オンボードSATA端子に接続したストレージデバイスにWindowsインストールした後にオフにすると、Windowsが起動しなくなる。

  • オンボードサウンドがデフォルトでオフなのでオンにする。

    [Internal Speaker]を有効化する

  • PCIExpress補助電源ケーブルは1本用意されていて、コネクタは6ピン。最近の8ピンコネクタのビデオカードを載せたいなら6ピン→8ピン変換が必要になる。が、売ってないので、6ピン2コネクタを8ピン1コネクタにする変換ケーブルを使う(ainexから出ているPX-014を使用)。

  • メモリ増設、CPU交換&デュアル化、ビデオカード交換、SSD搭載と進めていった所、一発起動しない現象が発生。電源を3回ぐらい入れ直すと起動するので、電源ユニットかマザーボードが弱まっている可能性あり。

  • バックアップバッテリ(CR2023)の電圧が下がっていたので交換。

HP ProDesk 400 G1 DM・起動に時間が掛かる

■現象
・電源オン→hpのロゴマークが表示となりWindowsを起動し始めるが、くるくるマークが出ている時間が長い
・起動途中でディスクアクセスをしていない時間が長め
・起動ディスクがSSDにもかかわらず遅い

■原因
Intel Management Engine Interfaceの起動判定に時間が掛かっているため

■解消手順
そもそも、デバイスマネージャー上で黄色三角が付いており正常に動作していなかった。
エラー内容は、「このデバイスを開始できません STATUS_DEVICE_POWER_FAILURE」

HPサポートサイトからのドライバをインストールしてもエラーは解消せず。
Management Engineを使う事もないので、デバイスマネージャー上でデバイスを停止する事により次回起動時からスムーズに起動。

Windows10でもLP-1900を使う(2019年版)

2015年の8月に書いた記事「Windows10でもLP-1900を使う」ではドライバの低機能化を記載していたが、「Epson ESC/Page V4 Class Driver」がインボックスドライバーから外され、更に「Epson Laser ESC/Page」への共通ドライバ化となった結果、拡大縮小機能や任意倍率、印刷品質の詳細設定、180度回転印刷、逆順印刷、拡張設定などの機能が復活した。

「Epson Laser ESC/Page」ドライバは、ドライバ選択ウィンドウでWindows Updateボタンをクリックしても一覧に出てこない時がある。出てこないときは、Windows Updateカタログで手動検索してダウンロード⇒インストールしてしまったほうが早い。

ドライバ入手手順は、マイクロソフトサポート記事「Windows Update からダウンロードした一部のプリンター ドライバーが [プリンターの追加] ウィザードに表示されない」もしくは沖データのサポートサイト記事「Windows Update で提供されるドライバーがダウンロードできません」を参照。

そして、そろそろカラーレーザープリンターにしようと思いつつも4年が経過してしまった事が今回の記事作成で判明したw。

NVIDIA 2DSurroundで、タスクバーが全ての画面に伸びない現象

2DSurroundで、タスクバーが全ての画面に伸びないなと思っていたら、センターディスプレイだけに限定する設定になっていたので解除。これでEyefinityと同等になりました。

CZ7xhQpVIAAl6bQ

980ti導入4ヶ月目で気がついたという(´ω`)。あ、ウチはパネルが「地続き」なT221なのもあって全部の画面に伸ばしたかっただけで、普通のそれぞれのディスプレイが単独の筐体に収まっている環境だと、センターディスプレイ1つだけに出す設定で問題無いと思います。しかし、これでもうAMDを選択する要素が無くなった感が・・・・・。

Windows10でもLP-1900を使う

概要:
Windows7に引き続き、Windows10でもエプソン LP-1900を使えるようにしたい。
環境:
Windows10
解決:
インボックスドライバリストの「Epson」の中に「Epson ESC/Page V4 Class Driver」というドライバがあるので、これを使用する。
メモ:
Windows7のドライバと比較して、より低機能になりました・・・・w。用紙サイズに合わせた拡大縮小機能が無くなり、印刷解像度(300dpiか600dpi)しか選べなくなりました。
そろそろ年貢の納め時かもしれません。