Virtuを使用せずにQuickSyncVideo環境を構築する

以下掲載内容はKaby Lake等の新しい世代のCPU内蔵ビデオ回路では使用できません。
こちらのエントリーを参照してください(2017/3/20)


Virtuをインストールして構築したQuickSyncVideo(QSV)環境ですが、Virtuがビデオカード側のドライバに影響を受けて動作しなくなったり、TMPG Enc5使用中に原因不明のエラーが出たりすることから、前々からVirtu無しでビデオカードとCPU内蔵ビデオを併用できないか考えていました。

QSVは条件として、CPU内蔵ビデオを使用しないと動作しない・・・何かモニターが繋がっているように見えれば動作するのでは?というわけで、ダミープラグのような物がないか、Google先生で探してみたところ、ピッタリな記事を海外のフォーラムで発見。

[VGA Hack] How To Make a VGA Dummy Plug | Geeks3D

必要な物はD-Sub 15ピンコネクタもしくはDVI-Iコネクタに、50オーム~150オームの抵抗が3本。これを図のように配線し、CPU内蔵ビデオのコネクタに接続。接続すると、ディスプレイが1台追加された状態となり、CPU内蔵ビデオ回路が動作するようになります。なお、拡張デスクトップ扱いにしているときは、マウスカーソルがモニターの繋がっていないエリアに行ってしまうので、ミラーリング扱いにすると良いかなぁと(ウチの環境ではT221のミラーとなりそれは無理なので、拡張扱いのままにしています)。

部品は千石電商にて購入。適当にハンダ付けして完成。一応コネクタカバーも取付けました。

VGA-DummyPlug

 

結果は成功。Virtu無しでもQuiCkSyncVideoを使用する事が出来ました。これで不安要素であるVirtuを排除することが出来て一安心です。

Virtu環境での「EKC3220.DLL」エラー解消法

QuickSyncVideo環境を構築したPCにてインストールしているVirtuがふとしたことで動作不調に。再インストールを行ったのですが、再インストール後に「EKC3220.DLLが無い」といったエラーが表示されるようになり、動作しなくなってしまいました。

例によって先生にお伺いを立てたところ、以下の回答を得ることが出来ました(OSはWindows7 64bit版)

「C:Program FilesLucidlogix TechnologiesVIRTU MVP」フォルダより、「Ekc3220.dll」を「C:WindowsSysWOW64」へコピーする

これは・・・・インストーラーの不具合と思って良いのでしょうかね・・・・?

Virtu環境下でIntel Quick Sync Videoを使用するためのメモ

Virtu環境下でTMPGEnc Video Mastaring Works 5(以下TMPGEnc5)から Intel Quick Sync Video(以下QSV)を使うためのメモ。

CPU / Core-i5 3570K
MotherBoard / ASUS P8Z77-V
VideoCard / RADEON HD 6950 (Catalyst Ver 8.961-120405a-137813C-ATI)
MotherBoard BIOS Virtu Edition / Virtu MVP
使用Virtu Software / Virtu 1.2.114.21767
Intel HD Graphics Driver / 8.15.10.2761
Encode Software / PEGASYS TMPGEnc Video Mastaring Works 5(5.3.1.85)
Add Software / Intel Media SDK 2012 R3

1:BIOSにてオンボードビデオ回路を併用するように設定を行う。設定方法は「Virtu BIOS設定」で検索。具体的には「iGPU Multi-Monitor」をEnabledに変更。

2:Intel HD Graphicsのドライバをインストール。Aero有効化チェックは行う必要無し。再起動後、デバイスマネージャーからIntel HD Graphicsが認識されている事を確認。

3:Intel Media SDKをインストール。

4:Virtuソフトウェアのインストール。

5:Virtuのコントロールパネル上で、TMPGEnc5関連のEXEファイルをVirtu対象として登録。念のためバッチエンコードツール関連も全て登録する。

6:Virtuのコントロールパネル上で、3D系ゲームを単独ビデオカードで動作させるように設定登録する。

7:TMPGEnc5にて、出力設定→映像設定→映像エンコーダに「Intel Media SDK Hardware」が出現し選択出来る事を確認する。

8:実際にエンコードしてみる。30分番組であれば約半分の15分程度で圧縮完了となる。その間のCPU消費は30%ほど(i5-3570K定格の場合)

・Intel Media SDKは64bit版と32bit版がある。TMPGEnc5はOSからはインストール時に32bitアプリに分類されたため32bit版のみインストールでも良いと思うが、Intel HD Graphicsのドライバは64bit版がインストールとなるため、念のためどちらともインストールした。
・Virtuソフトウェアは無印(緑ロゴ)をインストールしている。本来使用可能なMVPではTMPGEnc5にてアプリケーションエラーが頻発し、まともに動作しなかったため。
・3D系ゲームのVirtuへの登録は確実に行う事。放置やあいまいにしておくと、ゲーム動作中にフリーズしたりする場合がある。
・TMPGEnc5起動中のプログレスバーが7~8割ぐらいの所でエラーが発生する場合がある。これはVirtuが正しく動作していない事が多い。他、BIOS設定等も要確認。
・TMPGEncの映像エンコード設定は、出力フォーマットテンプレートファイルに記憶されているので、QSV設定後はテンプレートの上書保存をする事。
・ASUSのUEFI BIOSはUSBキーボードからDELキーを押さないと入れない模様(PS/2キーボードでは反応しない)