ネットワークプレイヤー環境でプレイリストを作成・運用する

iTunesやその他のプレイヤーアプリだと、プレイリストというのは簡単に作成出来て、特に操作も悩むことも無いのですが、ネットワークオーディオ環境ではどうやって作成すれば良いのか、さっぱりわからない面があると思います。自分も色々と試行錯誤しまして、その結果、安定して運用することが出来るようになりましたので、まとめとしてこのエントリーを書いてみます。

■ネットワークプレイヤー環境で用いられるプレイリスト形式
ネットワークプレイヤーではDMC側で独自に作成できるプレイリストと、リストファイルを作成してDMS側に保存しておく二つのパターンがあります。

DMC側プレイリストの例。Bubble UPnPの場合はVirtual foldersのSaved playlistが該当する。

DMC側リストは、今までのプレイヤーアプリのようにアプリ上でライブラリ内から曲を選択してリストへ追加していくので、これまでと同じ感覚で作成出来る一方、デメリットとしてリストを作ったデバイスにしかプレイリストが残らない、DMS側にある曲データを更新したりするとリストから曲が消えて、どの曲があったのかわからなくなるなど、かなり不便でした(BubbleUPnPの場合は少なくともそうでした)。

一方、DMS側でプレイリストを保存しておくパターンは「m3u」というかなり昔(恐らくMP3が流行始めた頃)から存在しているプレイリスト形式をあらかじめ作成し、DMSの所定のフォルダへ入れておくという物です。こちらは複数のDMCからアクセス出来、曲やフォルダ構成を変更してもリストから曲が消えたりということはありませんので、変更した部分を修正すれば、またリストとして再使用できます。

ネットワークオーディオとしては後者の方が圧倒的にマッチしており、もちろんここでも後者についての説明・手順解説となります。

■m3u形式について
Wikipediaを参照

■使用ソフトウェア
・MinimServer (DMS)
プレイリストとしてm3u形式を採用していると明記されており、プレイリストを保存するフォルダを任意に設定可能(contentDir設定でプレイリストフォルダを設定する)。

Playlist Creator 3.6.2
m3uを作成することが出来るフリーウェア。エクスプローラーからファイルをドラッグ&ドロップし、作成ボタンをクリックすればm3uフォーマットに沿ったリストを簡単に作成可能。

・文字コードを指定して保存できるテキストエディタ
Playlist CreatorはUTF-8形式を直接書き出すことは出来ないので、保存文字コードを指定できるテキストエディタ(Windowsのメモ帳でも可)が必要。

■作成手順
:注:以下に具体的な手順を記載しますが、コレは自分の環境構成での手順のため、ドライブレターや保存先フォルダなどはご自分の環境に合わせて読み替えていただく必要があります(MinimServerのcontentDirを、Mドライブとして設定しています)。

1:音楽ファイルを格納したネットワークドライブ(Mドライブ)を開き、同時にPlaylist Creatorを起動。
2:エクスプローラー上から音楽ファイルをPlaylist Creatorのウィンドウへドラッグ&ドロップ。

3:ファイルを全て追加したら、リスト下方の「Name and type」へプレイリスト名を入力し、「.m3u」形式を選択し、Create Playlistボタンをクリック。
(ファイルは「Save location」に設定されているフォルダへ保存となる)

4:保存となったm3uファイルをテキストエディタで開き、文字コードを「UTF-8」へ変更し保存し直す。
(UTF-8はBOM付で保存していますが、無しでも大丈夫かもしれません(未確認)。改行コードはCR+LFのWindows形式)

5:保存後、拡張子を「m3u8」へ変更(変更することによってUTF-8エンコードのM3uファイルであるとMinimServerが扱うようになる)。

6:作成したM3u8ファイルを、MinimServerのcontentDirへ移動し、MinimServerでライブラリの再スキャン、もしくはMinimServerを再起動する。

7:DMC上からプレイリストが表示されるナビゲーションツリーを開き(DMSによって異なります)、作成したプレイリストをキューへ追加し確認。

■メモ的な物
・使用しているDMSで扱えるプレイリスト形式の確認
MinimServer以外にもTwonkeyMedia、Asset UPnP、Kazoo、foobar2000のUPnPモジュールなどなど、DMSだけでも多数存在しますが、各DMSで対応するプレイリスト形式は異なっているかと思われますので(ほぼデファクトのm3u形式化とは思いますが)ご自分の使用しているDMSの仕様を確認してください。

・Playlist Creatorでドラッグ&ドロップできるファイル形式の設定
Playlist Creatorは扱えるファイル拡張子を限定することが出来ます。メジャーな音楽ファイル拡張子はすでに登録済みですが、ドラッグ&ドロップ出来ないときはSettings→File Typesでファイルタイプリストを確認します。

・m3uファイル内でのファイルパス指定(相対パスか絶対パスか)
これは、フォルダ階層構造のことを理解していないとわからない部分とも思います。
Wikipediaにも記載がありますが、m3uはファイルまでのパス記述を絶対パスもしくは相対パスで指定することが出来ます。どちらにも利点はあるのですが、MinimServerではどちらにも対応しており、その辺りを悩む必要はあまりありません。なお、Playlist Creatorでも絶対と相対、どちらで書き出しを行うかを選ぶ部分があります(Settings→Playlist Detailes→Saving playlist entries)。

:注:Bubble UPnPでは相対でも絶対でも問題ありませんでしたが、LUMIN Appでは絶対パスでないとジャケ写が未表示となりました。絶対パスの方が無難かも知れません。