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OpenWRT:DHCPv6でのIPv6アドレス更新不良でのWANダウン現象

現象

  • 一定時間(8時間以上)経過するとWAN側回線が切断となる。切断はIPv6もMAP-EでのIPv4も切断となる。
  • OpenWRTを再起動すると再接続となるが、8時間以上経過すると再度切断となる。
  • 回線:フレッツ光クロス(恐らくプロバイダーには依存しない)

原因(と思われるもの)

odhcp6cでのIPv6アドレス更新の失敗によるアドレスリース切れ。 詳しくは以下を参照 github.com

対策

リース更新の失敗しやすい2回目のリース更新を発生させないように、2回目更新前にodhcp6cをkillし、更新が毎回初回になるようにする。

設定

自環境では、odhcp6cがアドレスを取得してから12時間後にWANダウンが発生(NGN網でのIPvは4時間毎にリース更新が行われているので、本来であれば2回目の8時間目が失敗ラインとなるが、自環境では12時間だった)。

単純に12時間でkillすると、ダウンと重なってしまう可能性が高いため、2時間前にkillを実行するように時間を設定。 スケジュールタスク機能で時間決め打ちのため、OpenWRTを再起動した場合はスケジュール時間を手動で再設定する。

(例)
 8:45にOpenWRTが起動 ⇒ odhcp6cがアドレスを取得
 ⇒ 12時間後の2時間前とするので18時45分にkill実行
 ⇒ その12時間後にも実行する ⇒ 6:45にもkill実行

 >45 6 * * * /bin/kill -SIGUSR1 $(pgrep odhcp6c)
 >45 18 * * * /bin/kill -SIGUSR1 $(pgrep odhcp6c)

その他

  • この設定で約4ヶ月運用しているが、WANダウンは回避できている。
  • 本来であれば原因を確認するのが正しいが、ネトゲ最中に回線断が発生すると大変にクリティカルのため仕方なく・・・(´ー`)

Microsoft Edge:自動アップデート停止

自動アップデートを使用しないといった設定は見当たらないので、アップデート処理を行っているEXEファイルの名前を変更してアップデートが出来ないようにしてしまう。

C:\Program Files (x86)\Microsoft\EdgeUpdate

[MicrosoftEdgeUpdate.exe]のファイル名を変更する

(例)
MicrosoftEdgeUpdate.exe

---MicrosoftEdgeUpdate.exe

※変更時に管理者権限が必要

Windows:シャットダウンメニューのデフォルト項目変更

エクスプローラーにて、ウィンドウをアクティブにしていない状態(デスクトップをクリック後など)でALT+F4を押下すると、シャットダウンメニューが表示となるが、その時にデフォルトで選ばれている項目をレジストリで調整する。

レジストリキー

[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced]
"Start_PowerButtonAction"
dword:00000010

キーはDWORD(32ビット)で作成し、値は16進数で入力する。
上記の場合はスリープとなる。

1:サインアウト
2:シャットダウン
4:再起動
10:スリープ
40:休止状態
100:ユーザーの切替

キー作成後即有効となり、サインアウトや再起動は不要。
dword値はHKEY_CURRENT_USER配下となるため、ユーザー毎の設定値となる。

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MacBook Air (11-inch, Mid 2012) A1465 / SSD交換

今回WindowsをインストールしたMac Book Air(以下MBA)は、純正SSDが故障していた。保証期間はとっくに過ぎ、すでにオブソリートリストにも入っており、純正SSDを取り付ける理由は何もないため、汎用M.2 SSDへ交換を行った。

インターフェイス種類を確定

変換アダプタ(後述)の製品紹介ページによると、本体裏面に「A1465 もしくは A1466」と「2012」(年)の記載がある場合、SSDインターフェースはSATAとなる。

SSDの選択

SATAタイプのM.2 SSDは製品が少なめではあるが、新品もまだ存在している。今回は交換して正常となるか不明だったため、お安めメーカーのSilliconPowerの512GBを選択。本当は512GBも不要なのだが、MBA本体が故障していた場合に備え、あまりにも低容量では転用も難しくなるのでそれなり容量の512GBとした。


シリコンパワー SSD M.2 2280 3D TLC NAND採用 512GB SATA III 6Gbps 3年保証 A55シリーズ SP512GBSS3A55M28

Apple独自コネクタへの対応

Apple製品のSSDコネクタは独自形状のため、M.2な汎用SSDを接続するには変換アダプタが必要となる。確認したインターフェイス種類結果を元に、Apple独自⇒M.2のSATA端子へ変換する製品をAmazonで入手。


M.2 NGFF 2280 SATA SSD → APPLE 2012 Macbook air A1466 A1465 MD223 MD224 MD231 MD232 64G 128G 256G SSD 変換アダプター

今回はAppleコネクタとM.2のコネクタの間に入るタイプの変換アダプターを購入したが、このタイプだと変換アダプターやSSDの支えあまりにも無いので、以下のようなベース基板の上にM.2コネクタがあるタイプの方がベストに感じた。


M.2(NGFF type 2030 2042 2060 2280)SSD から Apple Macbook Air 2012 A1466 A1465 MD223 MD224 MD231 MD232 用 64G 128G 256G 512G SSDに変換するアダプタ

Windowsインストール / CrystalDiskInfoでの確認

取付後、WindowsインストーラーからSSDが認識されていることを確認。初期化⇒Windowsインストールも問題なく行えた。
CrystalDiskInfoでは以下のような結果。

Apple MacBook Air (11-inch, Mid 2012) / Windows10インストール

「サポートが終わってしまって新しめのmacOSが入らないなら、直接Windows入れて使ったほうがいいんでない?」から始まった、BootCamp不使用のWindows10インストールメモ。

  • 記載内容は独自調査であり、正確性はありません
  • 記載内容について、同一の結果が得られる保証はありません

インストール対象Mac

  • Apple MacBook Air (11-inch, Mid 2012) / A1465
  • CPU:Core i5-3317U 1.7GHz
  • モリー:8GB
  • その他の仕様:技術仕様
  • SATA SSD:対応
  • NVMe SSD:非対応
  • SSD端子形状:Apple独自
  • 純正SSD不調のため、Apple独自⇒M.2(SATA)アダプタを経由して、SilliconPower 512GB M.2 SSDへ交換(交換については別エントリー)
  • macOS X未インストール=Bootcamp未使用
  • Windows10ライセンス:通常パッケージ版を適用

MBA(2012)はUEFIモードでのWindows動作は困難

MBA(2012)は、WindowsインストールUSBメモリからUEFIネイティブブートしWindowsインストール可能ではあるが、Windows Update経由でビデオドライバー(HD Graphics 4000)がインストールされてしまうと画面がブラックアウトしてしまう。

このブラックアウト現象は、WindowsBIOS互換モードで動作していれば発生しない。というわけで、BIOS互換モードでWindowsをインストールするためのUSBメモリを作成。
MBA(2012)ではCompatibility Supported Module(CSM)が有効となっており、Windows環境でブートUSBメモリを作成するツール[Rufus]にてパーティション構成を[MBR]に設定→ターゲットシステムを[BIOS (またはUEFI-CSM)]に設定する事により、CSMを使ってWindowsインストールを行う。

※参考Webサイト sboxlab.hateblo.jp

Windows10 ISOイメージファイルは、Media Creation Toolにてダウンロードしたものを利用。

MacにインストールUSBメモリを接続 ⇒ 起動直後にOptionキーを押下し起動ディスクメニュー表示まで押下 ⇒ インストールUSBメモリを選択し、PC機と同様に普通にインストールを行う。

デバイスドライバ

バイスマネージャーに出てくる半分ぐらいのデバイスWindows Update経由でドライバーインストールとなるが、一部は黄色三角マークなどで残ってしまう。

サウンドバイスFaceTime HD カメラ

この2つは、ほかのデバイス欄に残っている。

今回はGithubにある「Brigadier」というBootcampサポートソフトウェアをダウンロードできるツールを用いて、ドライバーを適用。

github.com

Brigadierは、純正のBoot CampアシスタントのふりをしてAppleのサーバーからドライバー類をダウンロードするツールで、アプリを起動しているMacのハードウェア情報を参照して適切なソフトウェアをダウンロードしてくれる。
今回はこの中から、サウンドドライバーとFaceTime HD カメラのドライバーをインストール。
インストール後、カメラ ⇒ FaceTime HD Camera (Built-in)が出現、オーディオの入力および出力にCirrus Logic CS4206B(AB 85)として存在していたが音が正常に出なかった問題が解消。サウンドは再生と内蔵マイクによる入力も含めて動作し、FaceTime HD カメラも動作となった(Windows標準のカメラアプリで確認)。

High Definition Audio デバイスが残ったが、動作には問題無いようなのでデバイスマネージャー上で無効化の設定とした。が、翌日改めて起動してみると無効化したデバイスはいなくなっていた(いずこへ?)。

トラックパッドドライバー

  • Windows向けにApple純正 外付けトラックパッドドライバーを作ってくれている人が作成したドライバーをインストールしOKとなった。 github.com
  • しかし、右クリック操作がやりづらく、右クリックしたと思ったら左クリックになっていたという事が多数あり、少々ストレスがある。

環境光センサー

  • センサー ⇒ Light Sensor
  • Windowsからは認識されているが、キーボードバックライトは点灯しない。なお、LCDバックライトの明るさ自動調整は設定可能。

Thunderboltコントローラー

  • 全く認識されておらず、Thunderboltデバイスを接続しても無反応。
  • Tb端子はDisplayPort端子としては動作しており、映像信号の出力は可能。

キーボード・日本語IME

Controlキー

  • Controlキーはなるべく左下の人なので、Change Keyを用いて、入替ではなく追加のControlキーとして、左CommandキーをControlキーに設定。
  • macOSのCommandキーのように使えて大変良い感じに。

日本語IME起動/終了キー

  • IMEの起動/終了には、英数キーとかなキーを使用。
  • 追加のキーボードドライバーなどはインストールせず、GoogleIMEをインストール後、キー設定を変更。
  • 変換前入力中・変換中・入力文字なしの各カテゴリ中、下記2項目を変更。
  • IMEを無効化:Muhenkan(英数キー)
  • 次のかな文字種に入力切替:割当なしとするため削除

最後に

Windows 10は2025年10月14日までのサポートですが、Windowsのライセンスをお持ちであればmacOSでサポートが切られてしまった機種のこういう再利用も良いのではないでしょうか。手順的にはMBA以外にもMBPやiMacでも応用できるのではないかと思います。
なお、MacのハードウェアはTPM 2.0は非搭載のため、Intelプロセッサー第8世代搭載機であってもWindows 11は入らないのは残念ですね(今回使っているRufusはその辺りも何とかできますが、まぁそれはソレで・・・)。

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Bubble UPnP Serverを使用して外出先から自宅ライブラリを聴く(2023年版)

約7年前「BubbleUPnP Serverを使用して外出先から自宅ライブラリを聴く」という記事を作成しました。

shopage.shooffice.com

当時は、インターネット側から自宅内のネットワーク機器にアクセスするには、ルーターの静的ポート変換設定を行えば簡単にアクセス可能でした。 ですが、今どきのIPv6 over IPv4環境(DS-Lite接続・MAP-E接続)では、IPv4通信の提供方法の関係でインターネット側からのアクセスが昔ほど簡単には出来なくなっています。

そこで、そういった静的ポート変換などの設定を全く不要とする手段として「Tailscale」というサービスを利用して、Bubble UPnP serverへ接続してみる事にしました。

※なお、すでにインターネット側からBubbleUPnP Serverへアクセスできる環境を構築している方向けの内容となっていますので、ご了承下さい。

Tailscaleについてと導入

[Tailscale]とはなんなのか?&導入に関しては、以下のWebサイト記事をご参照いただくのが早いです。 いずれの記事でも参考になりますが、(2)の記事は一部内容が古いため(無料で使える台数など)注意してください。 その他にも「Tailscale 使い方」などでWeb検索していただくと良いかと思います。

接続イメージ

Tailscaleを介した接続の場合、以下のような接続イメージとなります。

Bubble UPnP Server側の設定

  1. BubbleUPnP ServerがインストールされているPCやNAS(詳しくは後述)へ、Tailscaleクライアントアプリをインストール
  2. TailscaleアプリにGoogle/Microsoft/GitHubアカウントでログインを行う。
  3. Tailscaleアプリを常時起動し、Tailscale網へ接続した状態とする。

Android側(Bubble UPnPアプリ)での設定

  1. TailscaleアプリをAndroid端末へインストール
  2. TailscaleアプリにGoogle/Microsoft/GitHubアカウントでログインを行う。
  3. Tailscaleクライアントアプリにて、Tailscale接続を開始
  4. Bubble UPnPアプリを起動
  5. Setting ⇒ [Internet access with BubbleUPnP Server] ⇒ [Networks]にて、新規にサーバー設定を行うか既存の設定をタップ。

ここで重要なのは[Server Address]欄に入力するアドレスです。 今まではダイナミックDNSのホスト名や、WAN側のIPv4アドレスを入力していましたが、Tailscaleを介した接続では「Tailscaleから割当られた」プライベートIPアドレスを入力します。各端末にTailscaleから割り当てられたプライベートアドレスは、Web管理画面かスマホなどにインストールしたTailscaleアプリ上で確認ができます。

(例)接続先PCのTailscale上でのIPアドレスが[100.xxx.yyy.zzz]だった場合
[Server address]:http://100.xxx.yyy.zzz:58050(もしくはhttps://100.xxx.yyy.zzz:58051)

※ [Server Address]以外の入力項目内容は変わりありません。
※ [Server Address]をホスト名で指定することもできますが、TailscaleのMagicDNS機能を理解しておく必要があります。
※ [Server Address]をLAN側のプライベートアドレスで指定することもできますが、Tailscaleのサブネットルーター機能の設定が必要。

ここまで設定を行ったら、実際に接続してみます。

接続手順

  1. スマートフォン/タブレットにて、Tailscaleクライアントアプリを起動し、接続する
    ※必ずTailscaleへの接続を先に行います。順番を逆にすると、端末内の経路情報が書き換わるまでBubble UPnPアプリからサーバーへの通信が成立しない現象が発生します
  2. BubbleUPnPアプリを起動
  3. 設定 → [Internet access]に登録してあるBubbleUPnPサーバーへの設定を有効化し、[APPLY]をタップ
  4. 設定欄の設定名右に(connected)の表示が出たら、Libraryメニューから自宅側メディアサーバーが見えているか確認

TailscaleクライアントアプリのNASへのインストール

メディアサーバーやBubble UPnP ServerをNASにインストールされている方もいらっしゃるかと思いますが、そのNAS上でTailscaleクライアントアプリを動かすことも可能です。 Tailscale公式のサポートドキュメント(https://tailscale.com/kb/integrations/nas/)にQNAP/Synology/FreeNASでの利用について記載がありますので、参照の上インストールを行えばNAS上のTailscaleアプリを通して、Bubble UPnP Serverへの接続も可能になると思われます。

最後に

IPv6 over IPv4の接続環境であっても、こういったサービスを併用する事によって接続環境を稼働することが可能です。従来から利用していたBubble UPnP Serverの環境を引き続き利用できますので、ぜひお試しいただければと思います。

Google Chrome:ブックマークを選択しようとすると強制終了してしまう

症状

  • Google Chromeにて、ブックマークバーやブックマークメニューからブックマークを選択しようとすると、Chromeがエラーも出さずに強制終了してしまう(ウィンドウが閉じる)

原因(と思われるもの)

  • URLエンコードされているURLとなっているブックマーク(検索エンジンでの検索単語を含んだURLなど)
  • URLが長いブックマーク 上記のようなブックマークが含まれていると、現象が発生する模様。

対処

  • 機能拡張なしでの起動→効果なし
  • Chromeプロファイルの再作成→効果なし
  • Chromeプロファイルの再作成&ブックマーク同期をオフにしブックマークをインポート→効果なし
  • 原因のようなURLのブックマークを削除→効果あり

対策

  • 原因と思われるURLのブックマークを削除
  • 検索結果のWebページについてはブックマークするのではなく、検索単語をGoogle Keepでメモしておく

その他

  • 以前はこのようなブックマークがあっても今回のような現象は発生しなかったが、何が本当の原因なのかは不明